ライトユーザー向け楽天モバイルのスマホプランシミュレーション【2020年版】

2020年5月6日スマホ・ネット

ライトユーザー向けスマホプランシミュレーション(楽天モバイル編)

ここでシミュレーションしたプランは古いプランになってしまったので、別記事で2022年版の楽天モバイルのプランで作り直しました。(2022年版はこちら


毎月のスマホ料金が地味に高い。そこで色々な携帯会社のスマホ料金を調べて、次の2年契約の更新月にほかの携帯会社に乗り換えてみようかなと思っています。

ということで今回は楽天モバイルのライトユーザー向けのスマホプランを契約しようとした場合には、どの程度になるか事前調査を兼ねてシミュレーションしてみました。似たようなシチュエーションの人は、ぜひ参考にしてみてください。

シミュレーションしている利用条件
  • 家族3人で利用する(必要なデータ容量は5GB、2GB、1GB
    ※自分は5GBだが、家にいる時は基本的に光回線に繋がるWi-Fiを使い、外にいる時は動画や音楽など重いデータ通信はしないようにして、データ消費を抑えるようにしている。
  • 国内通話1回5分以内かけ放題になるようなプランを最低限付ける
    ※長電話はしないものの多少電話はするので、従量課金型の通話プランだと不安。
  • スマホを利用する。ケータイではない。
  • 端末本体代金はとりあえず無視
    ※いままでの端末を使いまわせるなら使いまわす
  • 家のネット回線は今使っている回線を引き続き使う(nuro 光 マンションタイプ)
    ※月額1,900円で使える高速ネット環境があるので大手キャリアであるようなセット割に必要な家のネット回線の乗り換えはしない。

組み合わせるスマホプラン

楽天モバイルで利用条件に当てはまるライトユーザー向けのスマホプランの組み合わせるとすると以下の通りです。

  • 基本プラン
    • Rakuten UN-LIMIT× 3

Rakuten UN-LIMITの料金

Rakuten UN-LIMIT(楽天アンリミット)は楽天モバイルが自社で独自の回線を保有するMNOとしての初のプランで、種類はこの1つだけで、データ量は無制限のプランです。(かつてのMVNOとしてのスーパーホーダイは新規申込受付は4月に終了)

ただし、データ無制限なのは楽天モバイル自身が提供している回線エリアのみで、現時点では東名阪の一部都市エリアとまだまだエリアが狭く、それ以外はパートナー(au)回線を借りてサービス提供しており、こちらは月5GBまでの上限があります。パートナー回線の5GBを使い切った場合は速度制限が発生しますが、通信速度は最大1Mbpsと一般的な最大128kbpsの通信速度とは違い、ある程度速度が出るのでデータの思い動画も少し画質を落とせば閲覧もできそうです。

国内通話に関しては30秒につき20円の通話料が発生しますが、AndroidアプリのRakuten Linkを使用して通話した場合にはかけ放題になります。(Rakuten LinkはiOSには未対応)

  • 基本料金:2,980円
    ※楽天回線利用時はデータ無制限。au回線利用時は月5GBまで。

Rakuten UN-LIMITは4Gのサービスで、5Gには対応していません。(3大キャリアの5Gサービス開始時期に登場したプランなので勘違いしやすいですが…)

300万名までは1回線目のみ月額料金が1年間無料に

Rakuten UN-LIMITは2020年4月8日から始まったMNOのサービスで、楽天モバイル独自の回線エリアが狭く、MNOとしての運用実績も少ないこともあるためか、300万名限定で1年間基本料金が無料になるキャンペーンを開催しています。

ただし、このキャンペーンは1回線目のみが対象となるため、複数回線契約した場合、2回線目以降は無料にならない点は注意が必要です。

他にも限定キャンペーンがある

1年間無料になるキャンペーンの他にも楽天モバイルの公式ページからのオンライン契約(+Rakuten Linkの利用)で事務手数料分を楽天ポイントで還元されるキャンペーンなどのキャンペーンも行っています。

組み合わせた場合の月額料金

利用条件に合った楽天モバイルのプランを組み合わせた場合の月額料金は以下のようになります。

  月額料金(税抜)
基本料金
Rakuten UN-LIMIT
1回線目(5GBまで)2,980円
2回線目(3GBまで)2,980円
3回線目(1GBまで)2,980円
合計
3回線合計8,940円
1回線あたり平均2,980円
月額料金に関する補足
  • 国内通話を24時間かけ放題にするためには、Androidアプリ「Rakuten Link」を使って通話する必要があります。
    ※アプリを利用しない場合は30秒につき20円の通話料が発生するので注意が必要。

楽天モバイルの特徴

楽天モバイルに関しての特徴をいくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。

2年契約の縛りが無い

Rakuten UN-LIMITは2年契約の縛りがなく、どのタイミングで解約や他社へのMNPをした場合でも契約解除料は発生しません。

楽天モバイル回線エリア内なら料金の安さが際立っている

Rakuten UN-LIMITはパートナー回線を利用する形であれば1ヶ月5GBまでとあまりお得感は感じないかもしれませんが、楽天回線を利用できる人であれば、データ使い放題になり、他社の無制限プランと比べると非常に良コスパのサービスに化けます。

また、Rakuten Linkのアプリを使っての通話という条件はあるものの、24時間いつでも国内通話かけ放題になり、通話をする人にとってもメリットが多いプランになっています。

対象プランの注意点

今回の楽天モバイルのプランを選択した場合にはいくつか注意しておくべきことがあります。

運用実績が少ない

楽天モバイルのMNOとしての運用実績がサービスが始まったばかりで、楽天独自の回線の提供エリアがまだまだ狭いこともあり、運用実績がほとんどありません。

正式サービス開始前のテスト期間中にも何度か障害も発生させていたこともあり、安定したサービス提供にはまだまだ不安な点が残っています。

常に安定したサービス提供を求めている人にとっては、もう少しサービスが安定するまで待った方が良いかもしません。

iOSは通話がかけ放題にならない

国内通話がかけ放題になるのはRakuten Linkのアプリを使っての通話が条件ですが、このアプリはAndroidのみ提供されていて、iOSは現時点では提供されていません。いずれは対応するのかもしれませんが、現時点では国内シェアの高いiPhoneユーザーは通話に関してはメリットを受けることができません。

楽天モバイルの強み

楽天モバイルはMNOとしてサービスを開始したばかりですが、楽天モバイルの強みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • 基本料金はMVNOに近いレベルで安い(ただし、1GB未満のMVNOのプランと比べると少し高くなる)
  • 国内通話をする人にとってもコスパが良い。
  • MNOで自社提供の回線をもっているため、楽天回線利用時であれば、通信速度は高速。
    ※ただし、サービス運用実績が少ないため、安定的かはやや微妙

楽天モバイルの弱み

強みがあれば、当然弱みもあります。楽天モバイルの弱みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • 楽天モバイルの回線エリアがまだ狭い
    ※現状はほとんどはパートナー回線エリアなのでデータ無制限のメリットを受けられる人がそれなりにいます。
  • MNOとしての運用実績が少ない
    ※正式サービス開始前のテスト期間中に障害をたびたび起こしていることもあり、安定的とはまだ言えない点があります。

この記事を書いた人

Orange88
Orange88
小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。