ライトユーザー向けOCNモバイルONE(4G LTE)のスマホプランシミュレーション【2021年版】

2021年は携帯会社のプランが大きく変わりそうですが、現在の毎月のスマホ料金が地味に高い。そこで、ほかの携帯会社に乗り換えてみようと考えている人向けに色々な携帯会社のスマホ料金を調べてみました。
ということで今回は2021年版のOCNモバイルONEのライトユーザー向けのスマホプラン(4G LTE)を契約しようとした場合には、どの程度になるか事前調査を兼ねてシミュレーションしてみました。似たようなシチュエーションの人は、ぜひ参考にしてみてください。
※2021年10月21日以降のOCNモバイルONEのプラン内容になっています。
- 家族3人で利用する(必要なデータ容量は15GB、2GB、1GB)
※自分は仕事柄テザリングも使い15GBだが、家にいる時は基本的に光回線に繋がるWi-Fiを使い、外にいる時は動画や音楽など重いデータ通信はしないようにして、データ消費を抑えるようにしている。(2020年までは5GBで済んでいたけど、コロナの影響でテレワークになったので少しデータを使うようになりました) - 国内通話1回5分以内かけ放題になるようなプランを最低限付ける
※長電話はしないものの多少電話はするので、従量課金型の通話プランだと不安。 - スマホを利用する。ケータイではない。
- 1回線(15GB)はテザリングを利用する。
- 携帯ショップのサポートは特に必要ない(オンラインで自己完結できる)
- 端末本体代金はとりあえず無視
※いままでの端末を使いまわせるなら使いまわす - 家のネット回線は今使っている回線を引き続き使う(nuro 光 マンションタイプ)
※月額2,090円(税込)で使える高速ネット環境があるので大手キャリアであるようなセット割に必要な家のネット回線の乗り換えはしない。
組み合わせるスマホプラン
OCNモバイルONEで利用条件に当てはまるライトユーザー向けのスマホプランの組み合わせるとすると以下の通りです。
- 基本プラン
- 10GB/月コース(音声対応SIM) × 1
- 6GB/月コース(データ通信専用SIM) ×1
- 3GB/月コース (音声対応SIM) × 2
- 通話オプション
- 10分かけ放題 × 3
OCNモバイルONEのプランはドコモ回線を利用したMVNOで、音声対応・SMS対応・データ専用の3種類があり、データ容量は月500MB~10GBまでの5つ(SMS対応・データ専用は1GB以下のプランが無く3種類)から選択する形の定額プランです。
通話に関しては専用アプリを利用した通話であれば30秒につき11円で通話が可能です。(一般的な30秒22円より安い)
音声対応 (データ+SMS+通信) | SMS対応 (データ通信+SMS) | データ専用 (データ通信のみ) | |
---|---|---|---|
500MB/月コース | 550円 | 提供無し | 提供無し |
1GB/月コース | 770円 | 提供無し | 提供無し |
3GB/月コース | 990円 | 990円 | 858円 |
6GB/月コース | 1,320円 | 1,320円 | 1,188円 |
10GB/月コース | 1,760円 | 1,760円 | 1,628円 |
OCNモバイルONEは4G回線のプランで、5Gサービスについては2021年11月現在は提供されていません。
※音声対応SIMもSMS対応SIMも容量あたりの料金は同一です。(1GB以下のプランは音声対応SIMのみあり)
OCNモバイルONEの新プランでは月10GBのプランが最大容量なので月15GBデータを使いたい場合には、データ専用SIMも契約し、SIM2枚刺しで対応するといった使い方をする必要があります。
OCN光のサービスも利用している場合は、OCN光モバイル割が適用され、1回線あたり毎月220円の割引が適用されます。(ただし、500MB/月コースは除く)
500MB/月コースは2021年10月21日から新たにサービス提供を開始したプランで、ドコモのエコノミーMVNOとして登場したプランです。このプランはドコモのエコノミーMVNOと銘打つこともあり、ドコモショップでも取り扱いをしており、申し込みも可能です。
また、ほかの1GB以上のプランとは異なり、月10分までの国内通話が無料です。(1回10分までではなく、1ヵ月10分までな点には注意)
組み合わせた場合の月額料金
利用条件に合ったOCNモバイルONEのプランを組み合わせた場合の月額料金は以下のようになります。
月額料金(税込) | ||
---|---|---|
基本料金 10GB/月コース(音声対応SIM) | 1回線目(15GBまで) | 1,760円 |
基本料金 6GB/月コース(データ専用SIM) | 1,188円 | |
基本料金 3GB/月コース(音声対応SIM) | 2回線目(2GBまで) | 990円 |
基本料金 1GB/月コース(音声対応SIM) | 3回線目(1GBまで) | 770円 |
通話オプション 10分かけ放題 | 935円×3回線 ※専用アプリによる通話で 1回10分以内の国内通話かけ放題 | |
合計 | 3回線合計 | 7,513円 |
1回線あたり平均 | 2,504円 |
- 国内通話を30秒11円(要専用アプリでの通話の場合)の従量型で良い人は通話オプションを付けなくてOKなので935円×3回線は不要
- 24時間かけ放題にしたい場合には「完全かけ放題<月額1,430円>」(要専用アプリでの通話の場合)にするならば495円×3回線分高くなります。
- 通話時間の多い3人の通話料を完全にかけ放題にしたい場合(3人以外の人は従量課金)には「トップ3かけ放題<月額935円>」を利用することをお勧めします。(料金は10分かけ放題と同額)
OCNモバイルONEの特徴
OCNモバイルONEに関しての特徴をいくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。
ドコモの回線網を利用
MVNOはMNOの携帯会社の回線網の一部を借りてサービス提供していますが、OCNモバイルONEはドコモの回線網を利用することができます。
SIMロックがかかっている端末を持ち込んで契約したい場合、ドコモのSIMロックがかかっている場合にはSIMロックがかかっている状態でも動作保証はされていませんが引き続き利用できます。公式ページに動作確認済み端末一覧のページがあるので、端末を持ち込んでのIIJmio利用を考えている人は一度チェックしておくと良いでしょう。
端末値引きのキャンペーンを頻繁に開催
OCNモバイルONEといえば、端末値引きのキャンペーンです、新発売のAndroid端末を含む、様々な機種が定期的にラインナップが変わりますが、回線契約が絡みますが、端末代値引のキャンペーンを開催しています。
回線契約と合わせて、新しい機種も購入したい場合には、端末をお得に購入できる可能性があるので、しっかりチェックしておきましょう。
OCN光サービスとのセット割がある
大手キャリアには家のネット回線とのセット割がありますが、OCNモバイルONEには「OCN光モバイル割」というものがあり、OCN光サービスとセットであれば月額220円/回線の割引が適用されます。
※大手キャリアでよくある家族割にあたるものはOCNモバイルONEにはありません。
契約期間の縛りなし
携帯会社のプランといえば2年間の定期契約があるイメージが強いですが、OCNモバイルONEは契約期間は特に制限はなく、解約したいタイミングで解約することが可能です。
他社にMNPで乗り換える際のMNP転出手数料も無料ですが、各種手数料がかからないわけではなく、以下の内容については手数料がかかります。
- 初期手数料:3,300円/1枚
※通販サイトや店頭等でパッケージ購入した場合は所的手数料はかかりません(代わりにパッケージ料金はかかる) - SIMカード手配料:433.4円/1枚
- SIM変更手数料
- 音声対応SIMの場合:3,300円/1枚
- SMS対応SIM・データ専用SIMの場合:1,980円
OCNモバイルONEの注意点
OCNモバイルONEを利用するにあたって注意しておくべきことは以下のようなものがあります。
通話は専用アプリを利用する必要がある
通話をする際は、専用アプリ「OCNでんわアプリ」を使っての通話でないと、30秒につき11円ではなく、30秒につき22円の通話料がかかってしまいます。「10分かけ放題」などを利用している場合も一定時間かけ放題になるのはあくまで「OCNでんわアプリ」を使った場合に適用されるので、通話は必ず「OCNでんわアプリ」を利用した通話を心がけましょう。
「MVNOで通話料が高く請求された!」といった現象が発生するのは、これを無視して、スマホに初めからインストールされている標準の通話アプリでそのまま使ってしまっているといったことがチラホラあるみたいです。
MVNOの強み
OCNモバイルONEはMVNOの業者の一つですが、MVNOの強みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。
- 基本料金が安い
※特に少ない容量のプランは安く、通話機能を付けなければさらに価格が安くなる傾向がある。 - 複数回線でデータシェアできる業者がそこそこある。
MVNOの弱み
強みがあれば、当然弱みもあります。MVNOの弱みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。
- 自社回線ではなく借りている回線のため、通信速度が安定しない
少ない車線に多くの車が走っている状態で交通渋滞が発生している感じになるため、空いていれば速度は出せるが混雑していれば遅くなってしまう感じです。安定した通信速度を求める人はMNOのドコモ・au・ソフトバンクまたはサブブランド系のワイモバイル・UQモバイルを選ぶのが無難。 - ショップでのサポートが受けられない(ドコモのエコノミーMVNO(500MB/月コース)は除く)
全国にショップのあるドコモ・au・ソフトバンクなどの主要な携帯会社と異なり、MVNOはサポートをしてくれるショップがなく、基本的にオンラインでの手続きや問い合わせになるので、スタッフに聞いたり、対応してほしい人には一人でやる勇気が必要。(大手家電量販店などでSIMカードを購入することは可能です) - 通話かけ放題のオプション料金は若干割高。
データ通信に関してはMNOとなるキャリアから安く提供されているようですが、通話に関してはあまり安く提供されていないようで、通話機能に関連する基本料金やオプション料金は少し割高になってしまうようです。(OCNモバイルONEは10分などの時間制限のあるかけ放題はやや割高だが、完全かけ放題については比較的安価の料金設定になっています。)
この記事を書いた人

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小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。