ライトユーザー向けBIGLOBEモバイル(4G LTE)のスマホプランシミュレーション【2021年版】
2021年は携帯会社のプランが大きく変わりそうですが、現在の毎月のスマホ料金が地味に高い。そこで、ほかの携帯会社に乗り換えてみようと考えている人向けに色々な携帯会社のスマホ料金を調べてみました。
ということで今回は2021年版のBIGLOBEモバイル(ビッグローブモバイル)のライトユーザー向けのスマホプラン(4G LTE)を契約しようとした場合には、どの程度になるか事前調査を兼ねてシミュレーションしてみました。似たようなシチュエーションの人は、ぜひ参考にしてみてください。
※2021年2月19日以降のBIGLOBEモバイルのプランの内容になっています。
- 家族3人で利用する(必要なデータ容量は15GB、2GB、1GB)
※自分は仕事柄テザリングも使い15GBだが、家にいる時は基本的に光回線に繋がるWi-Fiを使い、外にいる時は動画や音楽など重いデータ通信はしないようにして、データ消費を抑えるようにしている。(2020年までは5GBで済んでいたけど、コロナの影響でテレワークになったので少しデータを使うようになりました) - 国内通話1回5分以内かけ放題になるようなプランを最低限付ける
※長電話はしないものの多少電話はするので、従量課金型の通話プランだと不安。 - スマホを利用する。ケータイではない。
- 1回線(15GB)はテザリングを利用する。
- 携帯ショップのサポートは特に必要ない(オンラインで自己完結できる)
- 端末本体代金はとりあえず無視
※いままでの端末を使いまわせるなら使いまわす - 家のネット回線は今使っている回線を引き続き使う(nuro 光 マンションタイプ)
※月額2,090円(税込)で使える高速ネット環境があるので大手キャリアであるようなセット割に必要な家のネット回線の乗り換えはしない。
組み合わせるスマホプラン
BIGLOBEモバイルで利用条件に当てはまるライトユーザー向けのスマホプランの組み合わせるとすると以下の通りです。
- 基本プラン
- 20ギガプラン(音声通話SIM) × 1
- 3ギガプラン(音声通話SIM) × 1
- 1ギガプラン(音声通話SIM) × 1
- 通話オプション
- BIGLOBE電話 10分かけ放題 × 3
- 家族割引サービス
- BIGLOBE家族割
BIGLOBEモバイルのプランはデータ通信のみのデータSIMと、データ通信+SMS+通話が可能な通話通話SIM、データ通信+SMSが可能なSMS機能付きデータSIMの3タイプが用意されていて、1GBから30GBまで5~6タイプのデータ容量から選択する定額プランです。標準は4Gに対応したプランですが、通話に関しては専用アプリを利用した通話であれば30秒につき9.9円で通話が可能です。(一般的な30秒22円より安い)
音声通話SIM | データSIM | SMS機能付きデータSIM | |
---|---|---|---|
1ギガプラン | 1,078円 | 提供なし | 提供なし |
3ギガプラン | 1,320円 | 990円 | 1,122円 |
6ギガプラン | 1,870円 | 1,595円 | 1,727円 |
12ギガプラン | 3,740円 | 2,970円 | 3,102円 |
20ギガプラン | 5,720円 | 4,950円 | 5,082円 |
30ギガプラン | 7,450円 | 7,425円 | 7,557円 |
これは定価となる料金ですが、かつての大手キャリアにあったような期間限定割引特典や家族割・家のネット回線とのセット割が用意されています。
組み合わせた場合の月額料金
利用条件に合ったBIGLOBEモバイルのプランを組み合わせた場合の月額料金は以下のようになります。
※基本料金は1年間特典料金適用の場合の内容になっています。
月額料金(税込) | ||
---|---|---|
基本料金 20ギガプラン(音声通話SIM) | 1回線目(15GBまで) | 1年目:5,170円 2年目以降:5,720円 |
基本料金 3ギガプラン(音声通話SIM) | 2回線目(2GBまで) | 1年目:770円 2年目以降:1,320円 |
基本料金 1ギガプラン(音声通話SIM) | 3回線目(1GBまで) | 1年目:770円 2年目以降:1,078円 |
通話オプション BIGLOBEでんわ 10分かけ放題 | 913円×3回線 ※専用アプリによる通話で 1回10分以内の国内通話かけ放題 | |
家族割引サービス BIGLOBE家族割 | -220円×2回線 ※2回線目以降が割引対象 | |
合計 | 3回線合計 | 1年目:9,009円 2年目以降:10,417円 |
1回線あたり平均 | 1年目:3,003円 2年目以降:3,472円 |
- 国内通話を30秒9.9円(要専用アプリでの通話の場合)の従量型で良い人は通話オプションを付けなくてOKなので913円×3回線は不要
- 国内通話を1回3分以内の通話かけ放題で良い人は通話オプションを「BIGLOBEでんわ 3分かけ放題<月額660円>」にする必要がある(253円×3回線分月額料金が安くなる)
- 国内通話が1ヶ月で合計60分まで無料になる「BIGLOBEでんわ 通話パック60<月額660円>」というものもある。(253円×3回線分月額料金が安くなる)
- 国内通話が1ヶ月で合計90分まで無料になる「BIGLOBEでんわ 通話パック90<月額913円>」というものもある。(BIGLOBEでんわ 10分かけ放題と料金は変わらない)
- 1つのデータ容量を複数回線で分け合うシェアSIMもあり。(シェアSIM(音声)の場合は月額990円)シェアSIMを選択した場合、BIGLOBE家族割は適用外になる点や1年間の最低利用期間がある点には注意。(今回のケースでは個別で契約した方が良さそうだったのでシェアSIMは避けた)
BIGLOBEモバイルの特徴
BIGLOBEモバイルに関しての特徴をいくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。
ドコモまたはauの回線網を利用
MVNOはMNOの携帯会社の回線網の一部を借りてサービス提供していますが、BIGLOBEモバイルはドコモの回線網またはauの回線網を利用しています。どちらの回線を併用できる形ではなく契約をする際に、どちらの回線網を利用するか選択します。(ただし、au回線はデータSIMの選択が不可))
端末を持ち込んで契約したい場合、ドコモ回線を選択しているのであればドコモのSIMロックがかかった機種を利用することができますが、auやソフトバンクなどのSIMロックがかかった状態の機種は持ち込んで利用できません。au回線を選択しているのであれば2017年8月1日以降に販売のauのSIMロックがかかった機種を利用することができますが、ドコモやソフトバンクのSIMロックがかかった状態の機種は持ち込んで利用できません。SIMロックがかかって利用できない機種の場合はSIMロックを解除した端末もしくはSIMフリーの端末を持ち込む必要があります。(当然ですが、SIMロックのあるなしに関わらず、利用回線自体に対応した機種を利用していることが前提です。)
大手キャリアと似た割引がある
大手キャリアでよくある割引と似たような割引特典がBIGLOBEモバイルにも用意されています。
※大手キャリアの割引額と比べると少ない割引額ではあります。
- 期間限定割引:1年間特別料金
※1年間月額料金割引(割引額はプランにより異なる) - 家族割引サービス:BIGLOBE家族割
※2回線目以降、月額220円/回線割
※家のネット回線とのセット割もあります。契約するプラン内容により割引額は変わります。
一部のアプリのデータ消費カウントがゼロになるエンタメフリーオプション
BIGLOBEモバイルには動画・音楽・電子書籍など21のアプリのデータ消費カウントをしないエンタメフリーオプションを利用することができます。このオプションは有料で、音声通話SIMなら月額308円追加(初回最大6ヶ月は無料)、データSIMなら月額1,078円追加で利用することができます。
※対象アプリでも一部のデータ消費カウントになる行動もあります。
エンタメフリーオプションの対象アプリ
- 動画配信系
- YouTube
- ABEMA
- U-NEXT
- YouTube Kids
- 音楽・ラジオ配信系
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- RecMusic
- 楽天ミュージック
- 電子書籍配信系
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天Kobo
- その他アプリ
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
※2021年1月1日現在
BIGLOBEモバイルの注意点
BIGLOBEモバイルを利用するにあたって注意をしていくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。
音声通話SIMは12ヶ月の最低利用期間がある
最近の傾向としては契約期間を設定しない携帯会社のプランが増えてきましたが、BIGLOBEモバイルについては、通話機能のある音声通話SIMについては12ヶ月の最低利用期間が設定されています。
最低利用期間内で解約した場合は音声通話サービス契約解除料が1,100円発生します。少額ですが解約のタイミングには注意しましょう。(他の携帯会社にMNPで転出する際のMNP転出手数料については無料です)
通話は専用アプリを利用する必要がある
通話をする際は、専用アプリ「BIGLOBEでんわ」を使っての通話でないと、30秒につき9.9円ではなく、30秒につき22円の通話料がかかってしまいます。BIGLOBE電話 10分かけ放題を利用している場合も10分以内かけ放題になるのはあくまで「BIGLOBEでんわ」を使った場合に適用されるので、通話は必ず「BIGLOBEでんわ」を利用した通話を心がけましょう。
「MVNOで通話料が高く請求された!」といった現象が発生するのは、これを無視して、スマホに初めからインストールされている標準の通話アプリでそのまま使ってしまっているといったことがチラホラあるみたいです。
MVNOの強み
BIGLOBEモバイルはMVNOの業者の一つですが、MVNOの強みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。
- 基本料金が安い
※特に少ない容量のプランは安く、通話機能を付けなければさらに価格が安くなる傾向がある。ただし、BIGLOBEモバイルの容量の多いプランはやや高額。 - 複数回線でデータシェアできる業者がそこそこある。
※BIGLOBEモバイルもデータシェアができる業者のひとつ。ただし、BIGLOBEモバイルは割引特典が他社のMVNOと比べると多いこともあり、契約形態によってはデータシェアしないで、個別で契約した方が安くなるケースもある。
MVNOの弱み
強みがあれば、当然弱みもあります。MVNOの弱みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。
- 自社回線ではなく借りている回線のため、通信速度が安定しない
少ない車線に多くの車が走っている状態で交通渋滞が発生している感じになるため、空いていれば速度は出せるが混雑していれば遅くなってしまう感じです。安定した通信速度を求める人はMNOのドコモ・au・ソフトバンクまたはサブブランド系のワイモバイル・UQモバイルを選ぶのが無難。 - ショップでのサポートが受けられない
全国にショップのあるドコモ・au・ソフトバンクなどの主要な携帯会社と異なり、MVNOはショップがなく、基本的にオンラインでの手続きや問い合わせになるので、スタッフに聞いたり、対応してほしい人には一人でやる勇気が必要。 - 通話かけ放題のオプション料金は若干割高。
データ通信に関してはMNOとなるキャリアから安く提供されているようですが、通話に関してはあまり安く提供されていないようで、通話機能に関連する基本料金やオプション料金は少し割高になってしまうようです。
この記事を書いた人
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小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。
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