ライトユーザー向けau(4G LTE)のスマホプランシミュレーション【2020年版】

スマホ・ネット

ライトユーザー向けスマホプランシミュレーション(au編)

ここでシミュレーションしたプランは古いプランになってしまったので、別記事で2021年版のauのプランで作り直しました。(2021年版はこちら


毎月のスマホ料金が地味に高い。そこで色々な携帯会社のスマホ料金を調べて、次の2年契約の更新月にほかの携帯会社に乗り換えてみようかなと思っています。

ということで今回はauのライトユーザー向けのスマホプラン(4G LTE)を契約しようとした場合には、どの程度になるか事前調査を兼ねてシミュレーションしてみました。似たようなシチュエーションの人は、ぜひ参考にしてみてください。

※auの5Gのプランも近々始まることもあり、4G LTE版と5G版でシミュレーションを分けます。こちらは4G LTE版のスマホプランでシミュレーションしています。(5G版はこちら

シミュレーションしている利用条件
  • 家族3人で利用する(必要なデータ容量は5GB、2GB、1GB
    ※自分は5GBだが、家にいる時は基本的に光回線に繋がるWi-Fiを使い、外にいる時は動画や音楽など重いデータ通信はしないようにして、データ消費を抑えるようにしている。
  • 国内通話1回5分以内かけ放題になるようなプランを最低限付ける
    ※長電話はしないものの多少電話はするので、従量課金型の通話プランだと不安。
  • スマホを利用する。ケータイではない。
  • 端末本体代金はとりあえず無視
    ※いままでの端末を使いまわせるなら使いまわす
  • 家のネット回線は今使っている回線を引き続き使う(nuro 光 マンションタイプ)
    ※月額1,900円で使える高速ネット環境があるので大手キャリアであるようなセット割に必要な家のネット回線の乗り換えはしない。

組み合わせるスマホプラン

auで利用条件に当てはまるライトユーザー向けのスマホプラン(4G LTE)の組み合わせるとすると以下の通りです。

  • 基本プラン
    • auフラットプラン7プラスN × 1
    • ピタットプラン 4G LTE × 2
  • 通話オプション
    • 通話定額ライト × 3
  • その他
    • 「家族割プラス」を適用
auフラットプラン7プラスNの料金

auフラットプラン7プラスNは月に7GBまで高速データ通信ができる定額プラン。(通話に関しては通話オプションを付けない場合は30秒につき20円の通話料が発生する。)4GB~7GBの範囲で利用する場合には、ピタットプラン 4G LTEより得。

  • 基本料金:5,480円
    ※2年契約N(2年の定期契約の縛り)ありの場合

7GB以上データ通信をすると速度制限を受けるが最大300kbpsとよくある最大128kbpsと比べると気持ち速い。また、以下のアプリ利用についてはデータ消費カウントにならないカウントフリー対象。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • +メッセージ

※2020年6月1日をもって新規受付が終了するプランである点には注意!

ピタットプラン 4G LTEの料金

元々は新auピタットプランNという名前のプランでしたが、auの5Gサービス開始に伴いプラン名がピタットプラン 4G LTEに名称が変わったプランです。

月7GBまで使えるプランですが、ひと月に使ったデータ量に応じて3段階に料金が変わる段階性定額料金(通話に関しては通話オプションを付けない場合は30秒につき20円の通話料が発生する。)

  • 1GBまで:2,980円
  • 4GBまで:4,480円
  • 7GBまで:5,980円
    ※2年契約N(2年の定期契約の縛り)ありの場合
家族割プラスの割引金額

au回線を家族複数台で利用している場合、一部のプランでは月額料金の割引が適用されます。auフラットプラン7プラスNやピタットプラン 4G LTEの場合は以下の割引が適用されます。

  • 1回線のみ:割引なし
  • 2回線:500円引き/1回線
  • 3回線以上:1,000円引き/1回線

組み合わせた場合の月額料金

利用条件に合ったauのプランを組み合わせた場合の月額料金は以下のようになります。

  月額料金(税抜)
基本料金
auフラットプラン7プラスN
1回線目(5GBまで)5,480円
基本料金
ピタットプラン 4G LTE
2回線目(3GBまで)4,480円
3回線目(1GBまで)2,980円
通話オプション
通話定額ライト

700円×3回線
※最大12ヶ月はキャンペーンで500円×3回線に
家族割引サービス
家族割プラス
 3回線以上-1,000円×3回線
合計
3回線合計12,040円
※最初の1年間は11,440円
1回線あたり平均4,013円
※最初の1年間は3,813円
月額料金に関する補足
  • 国内通話を30秒20円の従量型で良い人は通話オプションを付けなくてOKなので700円×3回線は不要
  • 国内通話を24時間かけ放題にしたい人は通話オプションを「かけ放題オプション(月額1,700円)」にする必要がある(さらに1,000円×3回線分月額料金が高くなる)
  • 家のネット回線がau指定のau光などの固定回線を契約していれば、データ利用量に応じて以下の1回線ごとに以下の割引を受けられる
    • auフラットプラン7プラスNの場合:1,000円引き/回線
    • ピタットプラン 4G LTEの場合
      • 1GBまで:割引なし/回線
      • 1GB~7GB:500円引き/回線

auの特徴

auに関しての特徴をいくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。

スマホ系プランの種類が多すぎる

ドコモやソフトバンクのスマホプランはそれほど種類は多くありませんが、auのスマホプラン(4G LTE)auフラットプラン7プラスNピタットプラン 4G LTEの他にも多くのプランがあります。一見基本料金が安そうなプランを選択しても、データの使う量によっては割高になってしまうこともあるため、auのプラン選択は慎重に選ぶようにしましょう。

  • ピタットプラン 4G LTE
  • auフラットプラン7プラスN
  • auフラットプラン20N
  • auフラットプラン25 NetflixパックN
  • auデータMAXプラン Pro
  • auデータMAXプラン Netflixパック

4G向けのスマホプランはドコモ、ソフトバンクと比べると多すぎて複雑…

似たようなプラン名でも適用されるキャンペーンは共通ではない

プラン名がよく似ているので、キャンペーンや割引金額、オプションサービス内容等、共通だろうと思ってしまいそうですが、プランによって適用される内容や金額がバラバラなので、適用されるものが適用されないといったこともあり、プランの内容の分かりづらさではトップクラスかもしれません。

総務省がスマホプランを分かりやすくしろとプレッシャーをかけた結果、ドコモ、ソフトバンクはかなり分かりやすいプラン内容になってきましたが、auはこの点についてはあまり改善していない印象があります。

ドコモ、ソフトバンクのプラン・キャンペーンのマネをよくする

auは、ドコモやソフトバンクの料金プランやキャンペーンの内容を対抗して、マネをしてくることが多く、プランの種類が多くなる一つの要因になっているかもしれません。

「ドコモやソフトバンクと同じサービスが提供できますよ?」といった狙いがあるのかもしれませんが、展開中のプラン内容やキャンペーン内容が変わってしまうこともしばしば見受けられます。

料金の打ち出し方はドコモやソフトバンクと同じように展開してきますが、所々に少し料金が高くなるような仕掛けもしていることもある点には少し注意。

対象プランの注意点

今回のauのプランを選択した場合にはいくつか注意しておくべきことがあります。

ピタットプラン 4G LTEは月に使ったデータ量で料金が変わる

ピタットプラン 4G LTEはその月に使用したデータ量に応じて段階的に基本料金が変わるため、データ量を抑えられれば料金は下がり、大量に使えば料金が高くなります。

また、特定の段階でデータ量を抑えるといった仕組みはないので、料金を抑えたい場合は、自分自身で意識してデータ利用を抑えるようにする必要があります。

カウントフリーはauフラットプラン7プラスNのみ

Twitterなどの一部のアプリ・サービスのアクセスによるデータ消費がカウントされない、カウントフリーが付いているのはauフラットプラン7プラスNのみで、ピタットプラン 4G LTEなどのプランには付いていません。

2年契約にする必要がある

auの各種プランは、料金を少しでも下げたい場合には、2年間の定期契約の縛りを付ける必要があります。もし、2年間の定期契約を付けなかった場合には、月額料金が170円高くなります。

ただ、2年間の定期契約の縛りを付けた「2年契約N」で契約した場合には、契約後2年後の最終月とその後の2か月の合わせて3か月間ある更新月以外で解約や他社へのMNPをしてしまうと契約解除料が別途1,000円発生する点には注意が必要です。

※昔のプランでは契約解除料は9,500円が相場だったので、かなり安くはなりましたが・・・

大手キャリアの強み

auは国内で二番手のシェアを持っている大手キャリアですが、大手キャリアの強みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • 困った時には全国にある多数のショップでのサポートを受けることが可能
    ※ただし、最近のショップのサポートは有料での対応になることもある点には注意。
  • MNOであるが故に、通信回線が安定している(遅くなりにくい)

大手キャリアの弱み

強みがあれば、当然弱みもあります。大手キャリアの弱みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • MVNO系やサブブランド系のプランと比べると月額料金がどうしても高めになる
    ※料金を少しでも安くするコツは、家族複数台数での契約&家のネット回線とのセット割の組み合わせを活用する
  • 1つの容量を複数回線で共有して使えるプランがない

端末を少しでも安く購入したい場合

もし、auでスマホ端末を購入したい場合に、安くする手段としては、「かえトクプログラム」を利用した購入方法です。

このプログラムは一部のスマホ機種で利用できる業界初の残価設定型のスマホ購入サポートプログラムです。auで端末を24回払いで購入しますが、23回目までは購入した端末に設定されている残価以外の金額を23回の分割払いで支払を行い、24回目の最終回でauに端末を返却し、次の機種を購入すると残価分の支払いが免除になるといったプログラムです。

24回目の行動はこれ以外にも、返却のみ(特典内容は変わる)にしたり、継続利用(残価分は24回払いに再分割)といった選択肢もあります。

端末代金の支払いは購入した翌月から支払いが開始になるので25か月目が24回目の支払いのタイミングになります。
※残価設定額は端末によって異なり、本体代金の約2割から4割の範囲で設定されています。ドコモやソフトバンクと異なり、割引率が固定ではないので、どの程度得になるのかいまいち分かりづらい点はあります。

また、auに端末を返却する際、破損などしている状態だったりすると、別途料金(最大22,000円(不課税))がかかるので、端末は大事に使いましょう・・・

この記事を書いた人

Orange88
Orange88
小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。