ライトユーザー向けau(4G LTE/5G)のスマホプランシミュレーション【2021~2022年版】

2021年11月20日スマホ・ネット

ライトユーザー向けスマホプランシミュレーション(au編)

2021年あたりから携帯会社のプランが大きく変わってきましたが、給料は上がらないけど、物や税金はどんどん上がり、現在も毎月のスマホ料金が地味に高いと思っている人もいるのではないでしょうか?そこで、ほかの携帯会社に乗り換えてみようと考えている人向けに色々な携帯会社のスマホ料金を調べてみました。

ということで今回は2021年~2022年版のauのライトユーザー向けのスマホプラン(4G LTEまたは5G)を契約しようとした場合には、どの程度になるか事前調査を兼ねてシミュレーションしてみました。似たようなシチュエーションの人は、ぜひ参考にしてみてください。

※2021年9月29日以降のauのプランになっています。2021年2月までの内容は2020年版の方(4G版/5G版)を見てください。(少しシチュエーション変わっていますが…)

シミュレーションしている利用条件
  • 家族3人で利用する(必要なデータ容量は15GB、2GB、1GB
    ※自分は仕事柄テザリングも使い15GBだが、家にいる時は基本的に光回線に繋がるWi-Fiを使い、外にいる時は動画や音楽など重いデータ通信はしないようにして、データ消費を抑えるようにしている。(2020年までは5GBで済んでいたけど、コロナの影響でテレワークになったので少しデータを使うようになりました)
  • 国内通話1回5分以内かけ放題になるようなプランを最低限付ける
    ※長電話はしないものの多少電話はするので、従量課金型の通話プランだと不安。
  • スマホを利用する。ケータイではない。
  • 1回線(15GB)はテザリングを利用する。
  • 携帯ショップのサポートは特に必要ない(オンラインで自己完結できる)
  • 端末本体代金はとりあえず無視
    ※いままでの端末を使いまわせるなら使いまわす
  • 家のネット回線は今使っている回線を引き続き使う(nuro 光 マンションタイプ)
    ※月額2,090円(税込)で使える高速ネット環境があるので大手キャリアであるようなセット割に必要な家のネット回線の乗り換えはしない。

組み合わせるスマホプラン

auで利用条件に当てはまるライトユーザー向けのスマホプランの組み合わせるとすると以下の通りです。

  • 基本プラン
    • povo2.0(ポヴォ) × 3
  • データトッピング
    • データ追加20GB(30日間)× 2
    • データ追加3GB(30日間)× 2
  • 通話トッピング
    • 5分以内通話かけ放題 × 3
povo2.0(ポヴォ)の料金

povo(ポヴォ)は2021年3月23日開始のauのプラン。当初のpovo1.0は月に20GBまでデータ利用でき、4Gにも5Gにも対応して税込み月2,728円の驚愕プランでしたが、2021年9月29日にpovo.2.0にリニューアルし、高速データ通信は付かないものの月額基本料金は0円。プランに必要な高速データ通信はデータトッピングで付加していく方式に変更。
※povoは楽天モバイルのRakuten UN-LIMITのようにバージョンアップと同時にアップグレードされる形式ではなく、povo1.0とpovo2.0はそれぞれ独立したプランです。

ただし、契約手続きやサポートはオンラインに限定でauショップや電話での対応は全くしてもらえないという素人にはかなり難易度の高めプラン。(通話に関しては通話オプションを付けない場合は30秒につき22円の通話料が発生する。)

povo2.0のデータトッピングの料金

povo2.0自体は月額0円のプランですが、高速データ通信ができる容量は無いプランです。高速データを使いたい場合には、以下の6種類の中から必要な容量を都度購入していく方式になっています。今回のシミュレーションでは1ヶ月間というデータトッピングは無いのですが、30日間のデータトッピングがほぼ近いので、30日間のデータトッピングの内容でシミュレーションしています。(あくまでも30日間で1か月間では無い点は注意が必要)

  • データ使い放題(24時間):330円
  • データ追加1GB(7日間):390円
  • データ追加3GB(30日間):990円
  • データ追加20GB(30日間):2,700円
  • データ追加60GB(90日間):6,490円
  • データ追加150GB(180日間):12,980円
povoは家族割プラスの割引適用外

auのプランはau回線を家族複数台で利用している場合、一部のプランでは月額料金の割引が適用されますが、povoの場合はこの割引適用外になります。au光とのセット割についても同様で割引適用外。

組み合わせた場合の月額料金

利用条件に合ったauのプランを組み合わせた場合の月額料金は以下のようになります。

  月額料金(税込)
基本料金
povo2.0

 
データトッピング
データ追加20GB
1回線目(15GBまで)2,700円
データトッピング
データ追加3GB
2回線目(2GBまで)990円
3回線目(1GBまで)990円
通話トッピング
5分以内通話かけ放題

550円×3回線
合計
3回線合計6,330円
1回線あたり平均2,110円
月額料金に関する補足
  • 国内通話を24時間かけ放題にしたい人は通話オプションを「通話かけ放題」にする必要がある(料金シミュレーションの通話オプションの料金からさらに1,100円×3回線分月額料金が高くなる)
  • データ追加20GB(30日間)をデータ追加60GB(90日間)にすると瞬間的には支払う料金は高いですが、1日当たりの料金は下がるので、データ追加60GB(90日間)を選択するのも良いと思います。

auの特徴

auに関しての特徴をいくつか挙げるとすると以下のようなものがあります。

回線は安定している

MNOであるauはMVNOとは違い回線を提供している側なので、データ容量の少ないプランだとしても通信回線は安定しています。MVNOのように混雑する時間帯でも通信速度が低下しづらいので、安定した通信環境を求める人にはauは無難です。

非常にコスパが高いpovo

auといえば料金が高いイメージがありましたが、povoは直接個人に卸しているMVNOみたいな感じなのか、MVNOに負けないくらいの料金になり、ある程度のデータ容量を求める人にとっては、非常に良いコスパのプランになっています。

標準でテザリング機能についても無料で利用できる点も強みです。少し月額料金が高くなるものの通話オプション(トッピング)を付ければ、通話をする人でも安価で利用しやすくなります。

ただしpovoは色々制約が多い

povoは高コスパのプランですが、個人向けMVNOサービスみたいなものなので、制約もあります。

  • オンライン限定プランで、近くのショップ(店頭)や電話での対応は一切受け付けていません。(契約だけでなく、サポートなど一切合切がオンライン限定になる。素人にはお勧めできない。。。)
  • auのメールアドレスは利用できない。(Gmailなど代用できるメールアドレスを事前に用意しよう)
  • 各種割引が色々適用できない。(既に料金が安いので仕方がないですが…)

契約期間の縛りがない

携帯会社の契約といえば2年契約の縛りがあるという印象がありますが、povo2.0は契約期間の縛りがありません。解約したいタイミングで解約できるのはユーザーにとってはメリットといえます。

また、事務手数料などの各種手数料も0円な点も魅力的。

auの各プランについても現在は解約金自体を廃止

auの各プランについても2022年3月末で解約金自体を撤廃したため、auのどのスマホ向けプランも現在は契約期間の縛りや解約に伴う解約金は無くなっています。

実質的な通信速度は?

みんなのネット回線速度(みんそく)でpovoの実質的な通信速度を調べたところ2022年8月時点では以下の結果になっていました。

平均ダウンロード速度:75.74Mbps
平均アップロード速度:14.29Mbps
平均Ping値:49.82ms

みんなのネット回線速度(https://minsoku.net/)

対象プランの注意点

今回のauのプランを選択した場合にはいくつか注意しておくべきことがあります。

povoはオンライン限定プラン

povoはオンライン限定プランなので契約手続きやサポートはauショップやインフォメーションセンターでの対応は全くしてもらえない点には注意しましょう。

店頭で契約したい人が利用できるプランは高額

povoはあくまでオンライン限定プランのため、スマホにあまり詳しくない人はなかなか利用しづらい点があります。どうしても店頭でショップの人のサポートも受けて契約をしたい人の場合はpovoは利用できません。この場合、選択できるプランは使い放題MAX系のプランやピタットプラン系のプランを選択することになるのですが、これらのプランは月額料金がどうしても高くなる点は避けられません

大手キャリアの強み

auは国内でナンバー2の大手キャリアですが、大手キャリアの強みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • 困った時には全国にある多数のショップでのサポートを受けることが可能
    ※ただし、最近のショップのサポートは有料での対応になることもある点には注意。

    今回のpovoについてはショップ対応されないのでこの強みは利用できない。
  • MNOであるが故に、通信回線が安定している(遅くなりにくい)

大手キャリアの弱み

強みがあれば、当然弱みもあります。大手キャリアの弱みはどのようなものがあるかをまとめると以下のようなものがあります。

  • MVNO系やサブブランド系のプランと比べると月額料金がどうしても高めになる
    ※料金を少しでも安くするコツは、家族複数台数での契約&家のネット回線とのセット割の組み合わせを活用する

    povoはこの弱みが無いですが、店頭や電話でのサポートが受けられません。
  • 1つの容量を複数回線で共有して使えるプランがない

この記事を書いた人

Orange88
Orange88
小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。