2026年7月26日に脳梗塞で入院をした。幸い、地道にリハビリをしたこともあり、2026年10月23日に退院することができた。

自分自身は高次脳機能障害が後遺症として残ってしまったので、リハビリを前向きにすることで、少しでもデメリットを軽減すべく日々過ごしていた。色々なリハビリをしていたが、その中でも幾つかは不思議な感覚になるリハビリがいくつかあったので、今回はそのリハビリについて書いてみようと思います。
プリント課題(点つなぎ)
点つなぎは番号やひらがななどの順番通りに点と点を線で結んでいくと、最終的にイラストや文字が浮かびあがるペンシルパズル。
効能としては、高次脳機能障害(特に注意障害や半側空間無視)の評価や訓練、手指の細かい運動麻痺(巧緻性の改善)があるようです。
点つなぎ課題例
点つなぎの時も点の数が増えるその分時間もかかってくる。でも、リハビリの時にこの課題をやっていると不思議な感覚に陥るときがあった。点をつなぐ際、次の数字の点を探す必要があるのだが、半側空間無視や注意障害の影響か、なかなか次の数字の点を見つけられないことが多々あった。見つけて線を引こうとすると少しいびつな形で線を引く。さらに次の数字を頑張って探す。時間がかかり次の数字を見つけて線を引く。
特に完成図が細かくなる数字の多い点のものの場合、全然検討違いのところに線を引いていそうだけど、意外とそうでもない(正しい場所)ところに線を引いていたりする。本来なら半側空間無視で見えていないはずだが、意識外で点を認識していて、無意識的にちゃんとした線を引いているのかもしれない。

はっきり目に見えて分かっていないのかもしれないが、潜在意識が認知していて、正しいところに線を引いているのかもしれない。目に見えないな何かの力の助けが入っているのかな?その力に身を委ねてみる、不思議な感覚がありました。
プリント課題(数字順文章探し課題)
数字順文章探し課題とはは高次脳機能障害のリハビリなどで使われる認知訓練用の教材・ワークシートです。
ランダムに配置された数字とひらがな(または文字)のペアを数字の順番にたどりながら文字を集めて文章にします。
効能としては、集中力や読解能力や所持能力やワーキングメモリの強化があるようです。



計算無しでランダムに並んでいる数字の順番に文字を拾って文章にするパターンもある。
数字順文章探し課題例
初めてやったときは頭の中に情報がいっぱいになり過ぎてオーバーフローを起こし、思考、動作が完全にストップしてしまったものの、回数を重ねていくうちに少しずつ回答できるようになった。



脳梗塞が原因で高次脳機能障害になってしまったことが影響して、ワーキングメモリが弱っている影響で、どの番号まで文字を並べたのか分からなくなってしまう瞬間もあるけど、文章を書いているうちに、何となく完成文の予測がついてしまうこともあり、自分の潜在意識が順番や文字を認識しているのかなといった不思議な感覚がありました。
読み上げ計算
読み上げ計算とは出題者が口頭で読み上げた数字の計算問題を回答者が耳で聴いて暗算で答える(もしくは紙に書いて回答する)リハビリ訓練方法。
効能としては、聴覚的注意機能(集中力・持続力)の強化、ワーキングメモリの訓練、失算(計算障害)の回復サポート、失語症における音声・言語理解の促進があるようです。
自分は初めてやったときは、聞き落としが多かったり、全然計算ができずに固まってしまうことが結構多かったものの、回数をこなしているうちに少しずつ慣れてしまったのか、頭の中で、本能反射的に計算して、答えを出しているのだろうなと不思議な感覚によく陥っていました。



じっくり頭の中でゆっくり計算するとじつは間違えていても、反射的に答えた方が実はあっていることが多く、自分としては不思議な感覚だなと思っていました。
回数をこなして慣れてくると、障害が顔を出してもあまり気にしなくなる
入院当時のリハビリ課題は、頭に与えられる情報量が多すぎることで、上手く処理できずに固まってしまう(脳が疲れてしまう)ことが結構あったものの、リハビリ回数を重ねる(慣れるなど)の理由で、段々とできるようになってきます。難易度の高い課題になってしまうと、その時は、頭の中がオーバーフローして固まってしまうものの、時間等をかけるとできるようになってきます。
退院前のリハビリ時で課題をやっているときや退院後の現在の日常生活等で障害が出てきたときには、「ん?障害が出てるな~」とは思いつつも、少し落ち着いてカバーできるようになってきました。



リハビリ課題や日常生活でも上手くできずに困ったときにはAIや道具を利用するなどの代償手段の活用もある(ありがたい)



少し前に行ってきたリハビリセンターの説明体験イベントでは、自分よりももっと辛い高次脳障害持ちの人もいて、その境遇や現状を見させてもらい、ひたむきに頑張る姿を見て、まだ自分はここまで考えられるし、動ける状態で良かったな、ありがたいな、頑張っていきたいなと思えるようになりました。病前だと気が付かない観点が、実際に病気になったおかげで気持ちがよく分かるようになりました。(勉強になりました)




