古くて遅いノートPCの高速化改造。メモリ増強とHDD→SSD換装。改造の結果は?

2020年9月1日PC関連

古くて遅いノートPCの高速化改造

先日のデスクトップPCのSSD換装によって、120GBのSSDが余ったので、古く起動がとても遅くて使い物にならなくなり置物化しまっていた15インチのノートPCの改造をすることにしました。

改造内容や改造の結果はこんな感じになりました。

改造するノートPC

改造するノートPCはDELLのInspirion 15(5555)という機種で2016年発売の機種。スペックはこんな感じ。

  • CPU:AMD A6-7310 APU with AMD Radeon R4 Graphics 2.00GHz
  • RAM:4GB
  • ROM:1TB(HDD)
  • OS:Windows 10 Home
  • ディスプレイ:15.6インチ

購入してからしばらくの間は使うこともありましたが、何度かのWindows Updateで処理がどんどん重くなり、最終的にはパソコンの電源を入れてから起動するまでに4分もかかるようになり、アプリ起動もとても重く、使い物にならないので、置物と化していました。

ROMは1TBあるものの、そこまで使っていない(重い作業はできないので使えない)のと、パソコン初心者の娘の練習用途として都合の良いパソコンを渡したかった(普段使いのデスクトップPCや最近購入したOneMix3Proプラチナエディションは使わせたくない)ので、このデルのPCをある程度使える状態にできれば目的は達成できると考えました。

このパソコンが重くなる大きな要因は以下の2つで、換装することで問題の解消を試みました。

  • RAMの増設:4GBから12GBに増強
    RAMのスロットが1スロット余っていたので、8GBのRAMを追加する形
  • HDDからSSDに換装
    元々デスクトップPCで使っていた120GBのSSDに換装(データの中身はノートPCのHDDの内容のものを入れる)

この2つにさらにシステムの設定の調整も入れることでもう少し高速化することも狙っています。

メモリの増設

HDDからSSDに換装するにはクローンSSDを作る必要がありますが、現時点では起動を含めて諸々動作が遅いため、まずはスロットに差し込むだけで済むメモリ増設から対応しました。

Inspirion 15(5555)の裏側

メモリ増設はInspirion 15のケースの裏側を外す必要がある(SSDの換装も同じ)のですが、ネジを外すだけではケースを外せないことが判明。色々調べたらYoutubeでケースを外す動画を見つけたので、それを参考にしてやってみたところ無事外すことができました。

Inspirion 15(5555)の裏側を外した状態
裏側のケース(画面下側)を外す際、バッテリーパック(画面上側・こちらは簡単に外せます)も外しています。

この機種はケースを外す際、PCやスマホケースを外す専用の器具を使わないと外すのが困難なようで(マイナスドライバーとかを使うと本体に傷を付けそう)専用器具を使ってケースを外しました。

SSD・メモリ・専用器具
SSD・メモリ・ケースを外す専用器具

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メモリはいろいろ調べた感じだとDDR3-1600・1.35V(PC3-12800)のタイプが利用できるので8GBのメモリを購入しました。

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メモリを装着するときは、バッテリーパックを外した状態で、電源ボタンを何度か押し、完全に電気を抜いた状態で作業すると安全です。

メモリを空きスロットにセットしたら、バッテリーパックだけ装着し、裏側の蓋は締めない状態で次の作業にとりかかります。(まだSSDの換装が終わっていないので)

クローンSSDの作成

ノートPCにSSDケースを装着

メモリを増設した後にパソコンを起動し、動作チェックも同時に行いつつ、次はクローンSSDを作成します。先日のデスクトップPCのSSD換装の時と同じように、SSDケースに換装するSSDをセットし、ノートPCにUSB接続します。

USB接続をしたら、SSDをノートPCが認識した(新品のSSDなら初期化する必要がありますが、今回のSSDは別のPCで使っていたので、PC用に既にフォーマットされている)ので、先日のSSD換装と同じようにクローンSSDを作成する無料アプリ「EaseUS Todo Backup Free」を使って作成します。

※クローンSSDの作成の流れは「デスクトップPCのSSD換装」の記事で説明しています。

今回は1TBのHDDのデータ(使っている容量は100GBもないけど)を120GBのSSDに移す形で容量は少なくなる形の換装なので、未割り当て領域になるものもなく、回復パーティション問題が発生しなかったこともあり、余計な手順を踏む必要もなく、割とあっさりと作成が完了。

クローンSSDの作成が完了したら、PC本体のHDDを外し、SSDに付け替えます。

SSDの付け替えをするときは一度PCの電源を切り、バッテリーパックを外して(電源ボタンを何度か押し、電気を抜いた状態にして)から、SSDの付け替えが完了したら、外した裏蓋も元に戻し、ネジをしめ、電源を入れて、ちゃんと動作をするか確認します。

システム軽量化もやっておこう

OneMix3Proプラチナエディションの時にもやっていましたが、Windowsの設定を一部いじることで無駄な処理を減らすことで多少速くなるので、今回のようなスペックの低いPCであれば、やっておきたい内容です。

基本的にはUMPCのOneMixの時と同じような設定を行いますが、今回のノートPCは性能が低いのでこの設定以外にも以下の設定も追加で行いました。

仮想メモリの割り当てを増やす

 設定箇所 設定(歯車アイコン) → バージョン情報 → 関連設定の「システム情報」 → システムの詳細設定 → パフォーマンスの「設定」 → 詳細設定 → 仮想メモリ(変更)

仮想メモリでROMの一部をメモリのようにして使うもので物理的なメモリが足りなくなった時の保険みたいなものです。割り当てられている量が少ない場合には、少し多めに割り当てておくと安心です。推奨は約2000MB程度でしたが、自分は約2倍の4000MBほど割り当てました。

電源プランの変更

 設定箇所 設定(歯車アイコン) → システム → 電源とスリープ → 関連設定(電源の追加設定) → 電源プランの選択またはカスタマイズ

ノートPCなどは特にそうですが、電源コードから安定した電源を引いているか、限られたバッテリーから電源を引いているか(バッテリー残量)でCPUのパフォーマンスを自動的に変える設定になっていたりしています。

電力が少なくて動かす設定になっていると処理速度が落ちるため、常にパフォーマンスが落ちない設定にしておくことで、処理パワー不足を補うことができます。(15インチのノートPCは家で使うだけで外に持ち出さないのでバッテリー残量は気にする必要がない)

「バッテリメーターに表示されるプランの箇所に通常は「バランス(推奨)」が設定されていることが多いですが、この設定を「高パフォーマンス」設定を変更します。

さらに「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」を押し、以下の箇所の設定内容を変更するともう少し処理速度を遅くなるのを防ぎやすくなります。

  • プロセッサの電源管理
    • 最小のプロセッサの状態:「100%」にする
    • システムの冷却ポリシー:「アクティブ」にする
    • 最大のプロセッサの状態:「100%」にする

この設定に変更することで、常にCPUは可能な限り高速でデータ処理をするようになります。(ただし、バッテリーの消費も速くなります。)

参考)OneMix3Proプラチナエディションは外でも使うUMPCなので、「バランス」の設定にして、5%~100%まで性能を変えるような設定になっています。

起動時間は短くなったか?

メモリ増設、SSDに換装、システム設定を変えたことでパソコンの起動速度がどのくらい変化したかというと、4分もかかった起動時間が1分を切るようになり大幅に時間短縮を実現することができました。

改造前4分00秒
改造後58秒

娘が使いたがっていた、パソコン学習用のアプリも普通に利用できるようになり、目的を達成することができました。(使い物にならなければ、新しいPCを買う羽目になったかもなので一安心…)

今度は1TBのハードディスクが余ってしまったけど、これはデスクトップPCのハードディスクが使えなくなったら代用品として使うくらいの用途しかないので、しばらくは封印することになりそうです。