ギルドバトル系ゲームにおける団長職の辛さ
現在やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」ですが、長くお世話になっている騎士団の団長さんから、時々「副団長やらない?」とお誘いを受けるのですが、毎回定型文のように「遠慮しておきます!」と回答していますw
前やっていたスマホゲームの天クラの方ではリリース初期の2年くらい団長職をやっていたので、やろうと思えばできるかもしれませんがお断りしています。
理由は団長職をやるとリアルに使う時間が大きく増えてしまうことや、精神面でも辛くなるのが分かっているためです。以前自分が団長をやっていた時代と異なり今は育児など家族に対して使う時間が多いため、そこまでゲームに時間を割けないのが正直いったところです。(好きなジャンルのMMOができないのも費やす時間が大きすぎるのが問題で断念しています…)
ただ、団長職の辛さはよく分かっているので、時々団長さんからの個チャで相談等に乗ったりするといったフォローはちょっぴりしています。
今回は、ギルドバトル系ゲームにおける団長職の辛いと思っている点について書いてみようかと思います。どの辺のことに対して辛い思いをしているのかを理解していただけると、もう少しチームを運営しているリーダーに寄り添った考え方ができるかなと思っています。
ここで書いている団長職は、ちゃんとチーム運営をしている団長職の人で、単なる箱を作って何も運営しないタイプ(会話無しでOK、チームバトルやイベント参加不要)のチームについては対象外(そもそも運営していないに等しいため)です。
団長職の辛さ
ギルドバトル系のゲームにおいて団長職の人たちは一般のメンバーとは異なり、以下のことにリアルの時間的な面においても、精神的な面においても苦慮しています。
- 団員のモチベーション管理の辛さ
- 新規団員の獲得の辛さ
- 暴走する団員のコントロールの辛さ
団員のモチベーション管理の辛さ
団長職の人は加入メンバーのモチベーション管理にとても苦慮しています。チームのメンバーはメンバーそれぞれにゲームや加入しているチームに対して求めていることが異なります。
求めていることと実際チームで提供できていることにギャップがあると団員のモチベーションが下がっていき、そのままにしていると最終的にはチーム脱退(ほかのチームに移動)や引退してしまうといったことに繋がってしまいます。
それを防ぐために、団長職の人はモチベーションが下がっていそうな人がいそうな場合(特に定住してほしいメンバー)には、該当のメンバーにコミュニケーションをとって、モチベーションを上げたり、フォローしたりといったことで時間やメンタルを使う必要が出てきます。
新規団員の獲得の辛さ
結成しているチームは基本的に加入できるメンバーの人数に上限があります。求めている条件に当てはまるメンバーが、上限人数まで加入していてメンバーがちゃんと活動している場合には気にする必要はありませんが、そうでないのであれば、新たにメンバーを探したり、勧誘したりといった行動が必要になってきます。
一部のチームは、それぞれの一般のメンバーも含め勧誘をしているケースもありますが、基本的には団長職の人が行っている感じだと思われます。
勧誘は時間があれば随時行う必要があり、最上位クラスのチーム以外については、強いメンバーの勧誘はなかなか難しく多くの時間と労力を使う必要があります。
新規勧誘が成功した場合でも、最上位クラスのチームでない場合は、チーム内の強いメンバーが格上のチームの引き抜きにあい、退団・移籍してしまうといったことも普通にあり、常に勧誘をし続けているといった状態になりがちです。
頑張って勧誘して入ってくれても、別のメンバーが抜けて、また勧誘を再開するといった負のループに心が折れる団長さんも多いと思います。
暴走する団員のコントロールの辛さ
入ってくるメンバーによっては、不協和音をまき散らす人も一部存在します。
- チーム内のルールを守らない
- 戦略・戦術を無視して勝手に戦闘をしてしまう
- 暴言、セクハラ発言が多くチーム内の雰囲気を悪くする
- ほかのチームの人を挑発・暴言を吐き、チームに対する印象を悪くする
このような人がいると他メンバーのモチベーションが下がったり、他のチームからクレームや陰口を叩かれて、そのフォローに時間を割かれたり、暴走する団員に対して注意喚起や場合によってはBANをしたりといった対応をする必要が発生する場合もあります。
一般のメンバーにお願いしたいこと
団長職の人は、円滑なチーム運営をするために、リアル的にも精神的にも色々な労力・時間をかけています。これは結構なストレスになり、限界までくると心が折れてしまい、解散や引退に繋がってしまいます。
天クラ時代に、「団長やってると剥げそう」と発言されていた団長さんを何名か見かけた記憶があります。。。w
(ちなみに自分の場合は、新規団員の獲得の辛さで心が折れたタイプですw)
ただし、一般のメンバーでも円滑なチーム運営のために協力できることがあります。
チーム内のルールは守りましょう
チームによってルールは異なりますが、決められているルールは不条理なものでない限りはしっかりと守りましょう。
また、しっかり活動しているチームの場合、チームの方針を決めるために、団長職の方から意見を求められることもあると思いますが、ちゃんと答えるようにしましょう。
このあたりの回答もすぐに集まると次の行動もとりやすくなるので、団長職の方のストレス軽減にも繋がります。回答がないと次の行動をとることもできず、回答の催促などストレスを貯めさせる要因になります。
団長職や特定の人だけが発言をして、他の人はだれも反応しないといった状況が続くと発言者の心は折れやすくなります。。。
最低限のモラルは守りましょう
チーム内やチーム外に対しての発言に対しては、最低限のモラルは守りましょう。挑発や煽りやセクハラ発言等、発言した当人だけではなく、チーム全体に対しても迷惑をかける行動にもなる場合もあります。
最低限の節度は守りましょう。。。
外部の人に対して発した問題のある発言が、当人ではなく、団長職の方にクレームが入り、その対応に追われるといったケースもあります。
内部の人に対して発した問題のある発言の場合であれば、その発言でチーム内の雰囲気が悪くなり、脱退者が発生したり、最悪解散に繋がるといったケースもあります。
イベント報酬目的の寄生参加はやめましょう
ちゃんと活動しているチームは対戦やイベント参加もちゃんとやっています。良いイベント報酬を獲得しやすい上位チームへ参加したものの自身はログイン程度でほとんどチーム貢献せずに活動しないといった寄生行為は迷惑行為になるので注意しましょう。
団長側で意識しておくべきこと
団員に付いてきてもらうにあたり、団長側でもいくつか意識しておいた方が良いことがあります。
チームの方向性はある程度示そう
チームのルールや方向性はある程度、明確化しておきましょう。チームの紹介文や募集内容などに書かれた情報からチーム参加を考える人が多いと思いますが、このあたりの情報が不明確だと、参加に躊躇したり、もしくは加入しても自分の考えていたものと違うとミスマッチが発生し、すぐに脱退してしまうといったことが発生しやすくなります。
みんなの意見も聞くけど、時にはちゃんとした意思決定も必要
団長は独裁者のようにワンマンであることは良くないですが、団員の意見に流され過ぎて、自分で意思決定できないのも良くありません。みんなの意見を聞くけど、ちゃんとした意思決定を求められている時にはちゃんと意思決定することも必要です。(意思決定しないリーダーにはなかなかついていけないはず。。。)
ある程度の強さが必要
団長職の人は、ある程度の強さがあった方が良いです。チーム内で最強である必要はありませんが、弱いとなかなか強い人が入って来にくい印象があります。ちゃんと育成をしてある程度の強さを保てる状態にしておきましょう。
最後に
団長職の人は、一般の団員とは異なり、多くの時間や精神を使っています。状況によってはかなり身も心も擦り減ってしまう場合もあるので、団長職の方のストレスを軽減できるように、時々愚痴を聞いてあげたり、一般の団員の方でも協力できるところは協力しましょう。
この記事を書いた人
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小さな時からゲームをやり続け、現在もゲームが欠かせない。
最近やっているスマホゲームは「天空のアムネジア」や「メメントモリ」。
お友達のブロガー仲間と時々YouTubeでライブ配信をすることもあり。
家電やガジェットとかも好きで、時々携帯会社のプランやお勧めのガジェットをブログで紹介するときもあります。
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